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iKala Cloud AIOps が登場、企業による円滑なクラウド利用をサポート

クラウド利用を願う企業の、それぞれ異なる移行段階におけるニーズを満たすため、iKala Cloudは ITインフラの全ライフサイクルに特化した5種類のサービスモデルを提供している。これを利用することにより、クラウドへの移行が円滑に行えるだけでなく、デジタル創造に基づく運営を迅速に実現できる。

多くの企業は、リアルタイムに使用でき、従量制で課金されるパブリッククラウドサービスを使用するようになっており、今やこれはデジタル変革を推進する上でなくてはならない重要技術となっている。しかし、企業がパブリッククラウドサービスに依存すればするほど、自己管理の難度が高くなり、クラウド管理サービス(CMS)の必要性が高まる。「MarketsandMarkets Research」が発表した研究報告によれば、2020年の世界のクラウド管理サービスの市場規模は約624億米ドルになり、2025年までに1,162億米ドルに成長すると予測される。これは多くの企業がこのサービスを利用することで自社の本来の業務に集中したいと願っていることを示している。

数多くあるクラウド管理業者の中でも、 iKala Cloud に注目する企業は多い。現在アジア太平洋地域の400以上の企業が同社を通してクラウドを利用している。そのクライアントは、ゲーム、メディア、リテール/Eコマース、製造、金融など多様な業界におよぶ。iKala Cloudは40名以上の専門技術者を擁しているが、その多くはGoogleによるクラウドエンジニアおよび情報エンジニアの認定証取得者で、クラウド製品の開発と導入の経験を積み、実際に即しカスタマイズした技術サービスを提供することができる。

iKala Cloud クラウド事業グループの責任者、呉元愷によれば、iKala Cloud はマルチクラウドITインフラの全ライフサイクルに特化し、5種のサービスモデルと7種のクラウド管理サービスを提供することができるため、移行の様々な段階にある企業のニーズをそれぞれ満たすことが可能である。例を挙げると、GCPサービスを採用する前は、クライアントに初歩的な提案が出される。その後、GCPサービスが始まると、クライアントは自動的に基本的な顧問コンサルティングサービスや、24×7 や 5×8 のアップグレードに関する技術サポートを受けることができる。さらに一括性のPOCプロジェクト、クラウド移行、コンテナ仮想化サービス、継続的自動監視を行うAIOpsサービスなどもありので、クラウド移行は円滑に進み、デジタル創造という所期の目標により早く到達することができる。

このようにiKalaは、企業がどの段階にいるとしても、自動化された、ワンストップでリアルタイムの、能動的な技術サービスと専門的提案を提供することができる。企業はIT運営コストを削減でき、安定したシステムによる情報指向のビジネスモデルを構築することができる。

企業の規模にかかわらず存在する情報セキュリティの問題
2011年に設立されたiKalaは、絶えず新たなサービスを打ち出し、現在AIとグローバルクラウドサービスの企業となっている。そのサービスエリアは台湾、日本、シンガポール、タイ、ベトナム、香港、フィリピン、マレーシアと広範囲だ。同社はGoogleやFacebookなどの提携パートナーを持ち、さらにAIを駆使したデジタル変革と情報マーケティングのトータルソリューションを提供している。同社の iKala Cloud および iKala Commerce などのクラウドサービス、さらに新リテールサービスとプロダクトは、400社を超える企業と15,000の広告主とブランドオーナーに利用されている。

クラウド市場の熾烈な競争に対応するため、同社はサービスの質を絶えず改善し、創造的開発に投資している。クライアントにより多くの価値を提供するためだ。 iKala CDP はユーザー中心の情報分析および集客ソリューションで、企業の情報収集から管理の整合、機械学習、分析、モデル構築、マーケティング自動化までを支援し、360度ユーザービューから正確なマーケティングを行う。これまでも、金融、リテール/Eコマース、メディア業界のクライアントの運営効率向上とコンバージョン率改善に成功している。

呉によれば、クラウド利用に関してiKala社のクライアントの多くは情報のセキュリティ問題を懸念する。情報を外部のプラットフォームに置くのだからその懸念は当然と言えるだろう。そのため、通常は情報セキュリティや法規面の心配がない情報、例えばバックアップ情報を手始めにクラウドで保存するよう薦めるそうだ。また、クラウドを利用し易くするため、毎月オンラインセミナーを開いて企業のクラウド関係者の研修も行っているという。

iKalaの共同創業者兼技術長でもある龔師賢は、企業がクラウドサービスを利用する最大のメリットについてこう説明する。ハードウェア設備の調達、設置、メンテナンスに多額の資金を投じる必要がなく、クラウドはオンプレミスが持っていた全てのサービス(コンピューティング、保存、ネットワーク)を提供してくれる。これまで回線事業者との間での月極固定ブロードバンドの契約では、帯域幅の不足のために拡張が必要ではないかと心配する必要があったが、クラウドを利用すれば、使用量に伴う料金を支払うだけになる。またビジネス計画の実行可能性を迅速に検証することも可能になる。

クラウドを正しく理解し企業の要求を満たす
iKalaはこれまで400ものクライアントのクラウド利用をサポートしてきたが、その際、多くの企業が持つ様々な誤解を解く必要があった。よく尋ねられるのは、なぜパブリッククラウドのために費用を支払う必要があるのかという質問だ。個人版のGmailは無料なのに、情報部門が予算を計上する必要があるのはなぜかというわけだ。実際のところ、Google WorkSpace は費用を支払って初めて使用できるが、その機能は個人向けのサービスに比べはるかに安定していて充実している。

龔によれば、もう一つのよくある質問は、Google Cloud Platform のSLAは99.99%の正常作動時間を保証しているにもかかわらず、なぜパブリッククラウドサービスの仮想マシンの設備メンテナンスには再起動が必要になるのかというものだ。パブリッククラウドのプラットフォームが高い安定性を持っていることは明らかだが、バックグラウンドで用いられているのは、大量の実機(マシン)であることを忘れてはならない。仮想マシンを再起動するのは、システムの安定性に問題があるからではなく、予防的メンテナンス作業なのだ。こうすることで、アプリケーションを安定させることができるのだ。

クラウド利用の課題を克服するiKala Cloud AIOps
企業の成長、設備と情報の激増、仮想化とクラウドコンピューティング技術の発展により、IT関連の構築もますます複雑になっている。規模の大小を問わず、多くの企業では、プロジェクトのスケジュールによる時間的プレッシャー、限界のあるITリソース、通常の運営業務の重圧などにより、戦略プロジェクトの開発リソースが圧迫されている。あるいは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方を使用するという戦略がかえってITフレームワークを複雑にし、マルチクラウドやハイブリッドクラウドの管理が必要になっている。こうした背景を踏まえ、iKalaはAIOpsクラウド管理サービスを提供するようになった。これによりリソースを十分に活用できるだけでなく、日ごとに増大する情報セキュリティに関する心配や課題を解決することができるのだ。

呉はiKala Cloud AIOps の4大メリットについて説明する。まず、ITの運営効率と信頼性を高められるという点。クラウド管理サービスプロバイダーは、ITの運用負担を分担させることができ、最新のクラウド技術とリソースで、運営の安定性を向上させられる。次にセキュリティとコンプライアンスの強化という点。各国、各産業の情報保護法規を理解できるようサポートし、IT運用のセキュリティと合法性を維持ができる。3点目は、能動的な運営サービスである。クラウド管理サービスプロバイダーが潜在的問題や情報セキュリティホールの自動監視と検査を行うため、人手による監視コストを大幅に節約することができるのだ。

最後に、投資利益率とコスト節約という点である。クラウド管理サービスプロバイダーはソフトウェアとハードウェアの運用コストを節約し、システムが最大限の効果を上げるよう支援する。こうして、毎月の支出が抑えられることになるという。

(『CIO Taiwan』より転載)

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